謹んで新春のお喜びを申し上げます 去年は研究の範囲を広げ過ぎてまとまりがつかなくなったり、絡れた糸の様に混乱し不甲斐ない一年でした。今年は根幹と枝葉を見極め、枝葉は大胆に切り捨て、幹を伸ばすよう努力したいと思います。閲覧して頂いた皆様には心より感謝してお ...
ヒンドゥー美術 暫定的まとめ
尾形希和子氏の「教会の怪物たち」を慎重に検討してきたが、残念ながらタントラ美術の「ディオニュソス的エロス」の解明にはあまり役立たないと結論するに到った。尾形氏の書から「怪物の源泉」を辿れば次の様なものに辿り着く。聖職者が抑圧しようとした性欲民衆の中に残る ...
科学技術の勉強の時間
最近、生物と無生物の関係はますます密接になり混在領域が生まれている。下の資料を読んでいるとワクワクする。バイオミメティクスhttps://matome.naver.jp/odai/2140187687652325801 バイオインターフェイスhttps://www.sbj.or.jp/division/division_biointer.html分子ロボ ...
形の心理
「ロマネスクの図像学」の読解にまだ時間がかかりそうなので、繋ぎで「形の心理」について思いつきを書いてみようと思う。これは神秘主義のブログにしては恥ずかしいくらい安っぽく浅薄な思いつきかもしれないが、美術を鑑賞する時に少なくとも僕は無意識のうちに持っている ...
タントラの美学 残虐なエロス①
10日も間が開いてしまった。実はこの間、間違えてスマホを壊してしまってバタバタしていたのである。(笑)これまで分かったのは次の繋がりである。ドラヴィダ様式・・・聖典シヴァ派・・・サーンキャ的二元論・・・プルシャの傍観者性アーリア様式・・・カシミール・シヴァ ...
聖典シヴァ派とカシミール・シヴァ派 ③ バクティの歓喜
<神学的問題 聖典シヴァ派のmala>前に書いた様にシヴァ派ではカルマだけが個我の汚れではなくより根源的汚れとしてmalaを考えるが、聖典シヴァ派ではmalaが物質性のものである事が強調される。これは不浄は全てプラクルティの開展からくるというサーンキャ説の継承である ...
聖典シヴァ派とカシミール・シヴァ派 ② ヨーガと秘儀
だいぶ頭が混乱して暗礁に乗り上げていたのだが(笑)分かった事から書いていこうと思う。4世紀にサーンキャを集大成したイーシュヴァラクリシュナは二元論、ヴェーダーンタを完成した8世紀のシャンカラは一元論(不二一元論と呼ばれる)、同じヴェーダーンタでもヴィシュ ...
聖典シヴァ派とカシミール・シヴァ派 ① 歴史的経緯
シヴァ派の根本聖典はアーガマと呼ばれ多くが紛失しているが28のアーガマのリストが記録されている。前回の表に書いた様に聖典シヴァ派は二元論的、カシミール・シヴァ派は一元論的という違いがあるが、根本アーガマに依拠する点では共通している。シヴァ派の二元論と一元論 ...
シヴァ派全体の現世肯定
まずは分かりやすいようにシヴァ派の簡単な系統図を示すと、 パシュパタ派は最も初期に成立したシヴァ派の原型であり、その理論的影響は全てのシヴァ派に及んでいる。個我(アートマン)は本来はシヴァ神と等しい能力を持つが、三重の束縛(パーシャ)に覆われているため能 ...
ヒンドゥー教タントラ化の三要素
カジュラーホ寺院群のエロティックなミトゥナ像はあくまでも宗教的表現である。それは正統派のヴェーダ研究から異端視されていたシャクティ崇拝、ナータ崇拝などの流れが次第にタントラとしてヒンドゥー教の正統派になっていった過程と並行している。タントラの聖典の多くは ...






