マハーバリプラムは南インドの都市チェンナイ(旧マドラス)の南60kmに位置する。今では小村だが、4〜9世紀のパッラヴァ王朝時代には首都のカーンチープラムに次ぐ重要な都市で、海港都市として栄え多くの寺院が建造された。ヒンドゥー建築は① アジャンター式に岩壁を横に掘 ...

思想史や社会科学において「ゲマインシャフトとゲゼルシャフト」よりさらに抽象的に見える「性善説と性悪説」という問題設定に疑問を持つ読者も多いのではないだろうか?神学ならまだしも、政治学でそんな抽象的テーマが意味を持つのか?そこで「性善説と性悪説」という問題 ...

話がなかなか進まないのだが(笑)先を急がず僕が納得する事と読者に分かりやすい事を最重視したい。家父長的傾向はカトリックにもある比較的性善説的なものであり、ボルケナウの性悪説の理念型とは矛盾する。この辺がボルケナウを読んでいない人には理解しにくいと思うので ...

ルター派とカルヴァン派と王権神授説の闘いの続きである。現実の政治経済思想は重層的であり、基層と表層では矛盾する現象も起こる。先ず重なった地層を区別し、層ごとに理念型を当てはめて問題を整理しよう。以前挙げた「反近代と近代」の理念型から「絶対王政と民主主義の ...

アジャンター石窟寺院は中国の敦煌や雲岡と同様、切り立った崖に穴を掘ったものである。それに対しエローラ石窟寺院の第16窟、カイラーサナータ寺院は玄武岩の山を露天掘りの要領で下へ下へと削り取り寺院を掘り出してしまったという驚異の建造物だ。写真はこちらからお借り ...

高教会派の原点、スチュアート絶対王政のイデオローグたるウィリアム・ロードの話に戻る。2週間も間が開いてしまった。この時代に関するボルケナウの説を修正しなければならなくなり、頭の整理に時間がかかっている。************************** ...

ヤフーブログの「法隆寺金堂壁画とアジャンター石窟寺院」の記事はかなり閲覧者が多かったのだが、こちらへ移すのを躊躇ってきた。https://blogs.yahoo.co.jp/bashar8698/37729203.htmlそれは「グプタ様式は密教ではない」という批判があるのを意識しての事である。僕は密教 ...

前回、高教会主義、低教会主義、広教会主義の三区分を書いたが、それらの教義の主だった特徴とその社会的背景を考えていこう。以前僕が挙げた「比較文化の座標軸」の中で「性善説と性悪説」「近代化と反近代化」「ヘレニズムとヘブライズム」などを道具として使う事になる。 ...

久しぶりの西洋思想史だが、前回までの流れを確認すると、啓蒙主義への反感を基調とするドイツ・ロマン派に対しイギリス・ロマン派に大きな影響を与えたユニテリアンの伝道師プリーストリーが啓蒙主義者であり、コールリッジやワーズワースも啓蒙主義を批判しながらそれに近 ...

この前紹介したピリアさんのブログで「宮崎駿の様々な作品を通して見ると主人公が成長している」という見方が示されている。  https://inspiration.hateblo.jp/これがたまたま今晩見たノヴァーリス・ボットのツィッターの次の言葉と重なってしまった。「長編小説(ロマーン ...

素晴らしいブログを紹介したい。https://inspiration.hateblo.jp/ジブリアニメの神話学的解釈は僕も是非やりたいと思っていた事だ。僕はやるとすれば先ずナウシカからだろう。 ...

実はこの間、ヒドラやイソギンチャクの触手、軟体動物のU字に屈曲した消化管、節足動物の体節構造などを研究する間、「これはタントラ的だ」 という観念がずっと頭から離れなかったのである。生物学者は消化管の屈曲は固着生活に対応するためだと言う。それは正しいかもしれ ...

この前、神秘主義者は収斂進化の中にこそ深い摂理を求めるべきだと書いたが、僕はクラゲのストロビラと節足動物の体節は「ボディプランの深層構造」という意味では同じだと考える。そして今、大まかにこんなイメージを持っているのである。これは抽象化されたボディープラン ...

スズコケムシはコケムシと似ているが、コケムシが真体腔であるのに対しスズコケムシは偽体腔、コケムシが腎臓を持つのに対しスズコケムシは原腎管である事などから、現代ではコケムシより原始的な生物と見られている。コケムシは個虫が外殻の連結によって群体を作るが、スズ ...

もう少し無脊椎動物のボディープランの深層構造を見ながら、ヘッケルの反復説の意味を探っていきたい。僕の思考はもちろん分子系統学やDNA、転写因子の研究から得られる知見を大いに参考にするが、そこから飛躍する事もある。唯物論者は収斂進化を単なる「他人の空似」と見な ...

クリオネは腹足類(巻貝の仲間)だが、捕食の時にはバッカルコーンと呼ばれる触手を出す。これを見て何かを連想しないだろうか? そうだ、イカだ! そして上の触手と口だけ見れば、これはまさにヒドラそのものだ。これが発生的にトロコフォアの環状の口髭に由来するのかどう ...

やはり無脊椎動物に関しては進化系統も発生の具体的な過程も分かっていない事が多いため、これ以上反復説を検討するのは難しい。そこで少し発想を変えよう。「形のデザイン」という観点から大まかに種間の比較をし、その意味を考えるという観点である。もちろん神経系、感覚 ...

カニ類のゾエアは額棘、側棘、背棘を持つ。下の写真で上を向いているのが背棘、クチバシの様に下へ伸びている透明な物が額棘である。写真はこちらからお借りしました。http://plankton.image.coocan.jp/Crustacea3-2-2-014.html上の側面写真では分かりにくいが、正面から見る ...

前回は軟体動物の特徴がトロコフォアとベリジャーに現れ、それが螺旋卵割と関係あるという表面的な記述にとどまった。少しずつ想像を逞しくしていきたい。軟体動物の「捻れ」に対し節足動物は「体節」に象徴される。節足動物の中でも昆虫類は最近の分子系統学では甲殻類から ...

前回の自己紹介では「思想史と神秘主義の総合としての生命の弁証法をめざしている」事を書いたにとどまった。なぜ思想史と神秘主義が統合できると考えたのか、その点を説明する事でこのブログがより多くの読者に理解されると思う。僕が「思想史」 と呼んでいるのは主にマック ...

これまではヤフーブログに書いたものをこちらへコピペし、その際少し修正したり細切れの記事を一つにまとめたりして体裁を整えてきたのだが、昨日をもってヤフーは完全に卒業し今後は直接こちらへ投稿する。従って今までより記事が細切れ的になると思う。また時に冗談の記事 ...

三胚葉動物は前口動物と後口動物に分かれ、概ね無脊椎動物と脊椎動物に重なる。前口動物の代表はタコ、イカ、貝類などの軟体動物とカニ、エビ、昆虫などの節足動物である。これらの発生や幼生を観察してみよう。貝類はトロコフォア幼生、ベリジャー幼生を経て成体となる。  ...

少し二胚葉動物と三胚葉動物の分離の辺りをユックリ眺めてみよう。刺胞動物は少し前までは有櫛動物と一緒にして「腔腸動物」と呼ばれていた。僕は腔腸動物の方が適切な名前だと思うのだが残念だ。刺胞動物には固着生活をするポリプ(ヒドラ型)と浮遊生活のクラゲがあり、多 ...

 生物学も大きなブランクが開いてしまった。細切れの記事になるが、少しずつでも進んで行こう。ヘッケルの反復説が進化の系統樹と分化の分岐図の同形性を必ずしも意味しない事に気づき、進化における大きな分岐点で反復説を具体的に検討しようしている所である。http://bash ...

天照大神の天の岩戸事件はギリシャ神話のデメテルとの類似性が指摘される。http://bashar8698.livedoor.blog/archives/15603896.htmlデメテルは大地母神、天照大神は太陽神だが、女性性を侮辱された事への怒り、悲しみで隠棲し、その結果農業が壊滅する。インド神話でも類似 ...

素晴らしいサイトを見つけたので紹介したい。http://konekodo.blog10.fc2.com/blog-entry-3345.htmlイーハトーヴは宮沢賢治の中で理想郷と化した岩手県、そして鉱物天気管は「生きた鉱物」のサンプルだ。腐海の胞子を培養したナウシカのように、純粋培養された鉱物は気温や湿 ...

活動銀河のジェットの原因はブラックホールに流れ込む重力エネルギーの解放によるものだと言われている。http://wwwj.vsop.isas.jaxa.jp/yougo/k01_agn.htmlしかし本当にそうなのだろうか?一般にはあまり大きなニュースにはなっていないが、銀河ではなく一つの原始星から噴 ...

宇宙で我々が観測できる最も激しい活動の一つが超新星爆発だが、それにも劣らぬすさまじい活動をしているのが活動銀河である。これはクェーサー、電波銀河、セイファート銀河、などに分類されているが、観測できる限界に近い遠方(50億光年以上)に見える所から、銀河の初期 ...

ヤフーブログの「科学ファンタジー」の書庫から神秘主義と関係ある記事だけこちらへ移そうと思う。下の写真はハッブル望遠鏡で撮った「カニ星雲」の写真である。ただ、色はコンピューター・グラフィックである。実際にこういう色に見える訳ではない。青の部分は酸素が多く、 ...

これから珪酸塩鉱物の結晶構造について下の資料を元に考える。http://www.asahi-net.or.jp/~up5s-andu/SUISHO/suisho.htm#chikyu全く知らなかった分野なのでカオス理論と同様半分以上がお勉強の記事になるが、勉強の嫌いな人はスルーしてもらって鉱物結晶に神秘を感じる人だ ...

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