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上はピサヌローク市の寺院にあるチンナラート・ブッダである。

タイで最も美しい仏像と言われている。

(日本人の美意識とちょっと違うようだ。)


スコタイ王朝はタイ族による初めての王朝で、13世紀中頃、クメール民族のアンコール王朝から独立した。日本は鎌倉幕府の時代である。

アンコール王朝は密教とヒンドゥー教の国であるのに対し、スコタイ王朝は上座部仏教の国だ。



スコタイ様式は面長な顔、目と離れた丸い眉毛、高いワシ鼻、巻貝型の尖った髪、流れる様な曲線美に特徴がある。

神秘的な密教美術に対し、清楚で実践的な上座部仏教の性格を強調しようとしたのだろうと思われる。


下はスコタイ市のサスィー寺院にある「遊行仏」である。歩いている様に見える所からこの名がついたそうだ。
 

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この二つがスコタイ様式の代表だろうか。



このスコタイ様式を見るにつけても、やはり美術・建築・音楽の様式は宗教・思想の精神構造と内的連関がある事を確信する。カンボジアの密教美術はディオニュソス的エロスに溢れており、スコタイ様式は僕の再定義した意味でアポロ的だ。
 
http://bashar8698.livedoor.blog/archives/15600491.html

タイダンスもバリ島やカンボジアに較べるとさらりとした淡く優美な表現になっている。