昨日はマラルメの詩論の関係でポーとボードレールの詩論をもう一度復習している内に「吸血鬼カーミラ」を全文翻訳したブログを見つけて( https )一日関係ない読書をしてしまった。


97077555-12C9-43CC-9E0C-1CE7710EC727


ダイアン・フォーチュンは「心霊的自己防衛」の中で実際にあった吸血鬼の例を挙げている。或る夫婦が満月の夜になると夫が癲癇の痙攣を起こし妻が悪夢にうなされる様になってフォーチュン氏に相談してきたというもので、夢の中だけに現れる心霊的吸血鬼であった。フォーチュンによれば、吸血鬼は(アストラル体ではなく)エーテル体の離脱ができなければ有り得ないとしている。

カーミラはドラキュラよりフォーチュン氏の説明した心霊的吸血鬼に近く、またドラキュラほど怖くはない代わりに濃厚な同性愛とサディズムの香りが充満する、まさにゴシックロマンの典型であった。

カーミラは女性の吸血鬼なのだが、同性のローラを抱きしめ、熱い吐息と共にこんな事を言うのである。

可愛いひと、私はあなたを傷つけてしまったのね。私を心ない乙女だと思い給うな、なぜなら私は自分の強さと弱さの抗いがたい法則に従っているだけなのだから。あなたの可愛らしい心が傷を負う時、私の心もまた乱れ、血を流します。私はこの大いなる屈辱のよろこびのうちに、あなたの命の中で命を得、そしてあなたを殺します。あなたは私の命の中へ快く滅びてゆくことでしょう。それは仕方のないことなのよ。私があなたに近づいたように、今度はあなたが他の誰かに近づいて、このむごたらしい喜びを知る、それもまた愛なのだわ。だからしばらくは私や私の身のまわりのことを知ろうとはしないで。ただあなたの慈しみ深い魂のすべてで私を信じていて。



まあそんなわけで昨日は遊んでしまいました、という報告です。
     
      <(_ _)>