アメリカ大統領選に気を取られてニュースを見落としていたが、キース・ジャレットが2018年に二度の脳卒中を起こした後、今も左半身の麻痺が残りピアニストとしての復帰はほとんど不可能になったそうだ。

実はキース・ジャレットはあまり聴いた事が無かった。僕の中では「透明なジャズ」「女性に人気のピアニスト」としてビル・エヴァンスと近いところに位置付けられていたのだが、こうしてあらためてゆっくり聴いてみると同じ透明さでもビル・エヴァンスとはかなり違っている。

彼は日本が好きで165回も日本公演をやっているそうだ。
キース、日本でこんな悲しくも美しい即興演奏を残してくれてありがとう。僕ももう「黒いジャズ」には拘らなくなってきている。今後貴方の演奏を少しまとめて聴いてみるよ。