「ユング心理学から見たアマテラス神話解釈の可能性」と称する論考が見つかったので読んでみたのだが・・・・正直言ってガッカリだ。https
高級な皿に不味い料理が載っている印象である。苦笑
第一非常に似ていると言われるデメテル神話との比較に一言も触れないのは如何なものか?
またスサノオとアマテラスの確執をアマテラス側の自我の未成熟と捉えるのも全く感心しない。
しかしひとつだけアメノウズメのエロティックな踊りをアマテラスの新次元への上昇への契機として捉える部分だけは少し琴線に触れるものがあった。「怒り」と「悲しみ」を中和させるものとして「エロス」と「笑い」が対置されているという事なら僕も納得できる。
いずれアマテラスの岩屋戸事件の僕なりのユング的解釈を書こうと思う。
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