人間は普通に歩く時は右手と左足が同時に出る。しかし日本で「ナンバ歩き」 と呼ばれる右手と右足を同時に出す歩き方を「本来の自然な歩き方」とする説が有る。また一部では江戸時代以前ではナンバ歩きが一般的だったと主張する人もいる。https
この説には以前から疑いを持っていたのだが、最近、三木成夫氏の「生命形態学序説」でこんな図を見つけた。
これで改めて確信した。「ナンバ歩き」の方が自然だというのは間違いである。
右手と左足を同時に出すのは爬虫類まで遡り、更には魚類の泳ぎ方に淵源している。
では「ナンバ歩き」とは何だったのだろう? 僕は武士が腰に刀を刺して歩く時に右手と左足を同時に出すと手が刀にぶつかるので自然にこういう歩き方になったと考える。つまり武士特有の歩き方だったのではないだろうか?
コメント
コメント一覧 (4)
ここに何か深い意味がありそうで考えているところだ。武道とも関係あるか?
ミトラ
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右打ち上げ、左袈裟切り、右突き、とか言う風に動いたらそんな感じがする、くらいのことですね。
ミトラ
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剣道の事は全く分かりませんが、古武道を研究している甲野善紀氏が「腰を回転させない」ナンバ的な動きを基礎にしていて、バスケットボールの選手が非常に役に立ったそうです。
中国武術でも八極拳は考え方がナンバ的かもしれません。武道の種類によって違うのでしょう。少なくとも空手や少林拳には全く役立たないと思います。
ミトラ
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やはり剣道とナンバ、深い関係がありそうです。ご指摘ありがとうございました。
ミトラ
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