カテゴリ: 哲学・宗教的断想

    道元の「只管打坐」には「座り続ける事がすでに悟り」という意味が込められている。道元がこの様な境地に到達したのはやはり13歳で比叡山に入り法華経と天台哲学の研究をした事が下地になっていると僕には思われる。前にも書いたように(http)法華経には「あらゆる ...

いつもの事ながら、生化学が長期戦になりそうなので神話学やヌーソロジーと同時並行で進もうと思う。しかしその前にやろうやろうと思って少しも進んでいない勉強を少しまとめてやりたい。下の四つの資料である。エニアグラム   https体癖   httpカバラー   httpアーユ ...

         ユングの元型論に影響を与えた錬金術の図像ユングに対する批判は多くの立場からなされているが、僕が最も豊かな潜在的拡がりを持つと直感したW.ベンヤミンの批判を取り上げる。しかしその前にレヴィ=ストロースとM.ブーバーのユング批判も一瞥しておきたい ...

思索の時間がなかなか取れなくて比較的散漫な記事が続いているが、もう2週間ほどで私用にケリがつき、本題の生物学と神話学のテーマに戻れそうだ。ここで僕が大きく依拠している思想家の中でヴェーバーとユングにはかなりの批判も持っているという弁明を書いておきたい。* ...

気功を始めてからもう20年以上経つが、最近はこれに「色彩呼吸」を加味してベージュ色の光を呼吸するイメージで気功を行なっている。色彩呼吸(カラーブリージング)について初めて知ったのは確か神智学協会のリードビーターか或いはアニー・ペザントの書だったと記憶してい ...

このところ私用でバタバタしていてまとまった思索の時間が取れないのだが、あまりブランクを開けると読者に忘れられてしまうので(笑)少しアイデアだけでも書いていこうか。全共闘のバリケードの中に三島由紀夫が招待されたのは、当時の特にノンセクトの活動家と三島由紀夫 ...

ジャズピアニストのチック・コリア氏が今月9日に癌で亡くなったそうだ。ご冥福をお祈りしたい。  これもヤフーブログからこちらへ移動していなかった曲なのだが、曲名そのままの透明な煌めきの世界である。元々はあまりにも有名なアルバム「リターン・トゥ・フォーエバー ...

人間は普通に歩く時は右手と左足が同時に出る。しかし日本で「ナンバ歩き」 と呼ばれる右手と右足を同時に出す歩き方を「本来の自然な歩き方」とする説が有る。また一部では江戸時代以前ではナンバ歩きが一般的だったと主張する人もいる。httpsこの説には以前から疑いを持っ ...

これは以前別のサイトに書き込んだ事の繰り返しなのだが、複数のペンネームを使ってキャラクターを使い分けていると次第にその架空のキャラクターに取り憑かれそうになる事がある。歴史的人物の演技を続ける事でその人の霊に取り憑かれる例はよく聞くが、それが架空のキャラ ...

今後他の人がツイッターでやっている様な断片的アイデア、思いつき、他のカテゴリーには入らないような思考をここに入れる事にしたい。それで何とか週一のペースは保てるだろう。 ...

現代経済学を学ぶ者は「パレート最適」という言葉を必ず教わる。 これはベンサムの「最大多数の最大幸福」という原理に代わる物と考えられている。社会科学の最終目標を示す1つの原理だ。 「最大多数の最大幸福」が「パレート最適」に取って代わられたのは、それが「多重 ...

大学の経済学では古典派経済学とマルクス経済学は「労働価値説」、限界革命以降の近代経済学は「効用価値説」であると教える。これは経済学の表面だけを見ている誤解である。 アダム・スミス、リカード、マルクス、ワルラス、マーシャル、ケインズ等、経済を社会学的な視 ...

僕が法華経を何度も読み返し、他の神秘主義の知識と照らし合わせてみた結果、法華経の核心は次の2項に還元されると確信した。(1)あらゆる活動が(営利活動でさえも)それをとことん突き詰める事で仏道の修行になる。何故ならあらゆる諸法は一つに帰一するからである。  ...

前に書いた様に、神秘主義の多くは世界の成り行きと霊性進化は逆行する過程と考えてきた。しかしシュタイナーにおいては霊性進化は星の輪廻転生の中で進行し、星の輪廻・転生が人間の意識と肉体の進化に対応している。従って宇宙の進化と人間の霊性進化は重ならなければなら ...

バッハオーフェンは帝政ローマ時代のプラトン研究者、プルタルコスを何度も引用し「太陽、月、大地の三重のエロス」というテーマを示している事は以前書いた。しかしプルタルコスの「愛をめぐる対話」を読むと、月を太陽と大地の中間者と見なす発想は出てくるものの、太陽は ...

西のグノーシス主義の代表がバレンティノス派のプトレマイオスだとすれば、東のグノーシス主義の代表はマニ教と言える。キリスト教神学の基礎を作ったアウグスティヌスは最低9年間マニ教の教師だった。ローマ建築の中庭を意味する「アトリウム」ではキリスト教徒とマニ教徒 ...

グノーシス主義を代表する神学としてヴァレンティノス派の大成者プトレマイオスの説を概観してみたい。下は僕が最もグノーシス主義を感ずるイギリスの画家、「魂の幻視者」の異名をとるウィリアム・ブレイクの描いた「ユリゼン」という名の神である。 ブレイク自身の説明で ...

僕のブロ友で動物の骨は地球の固体部分に当たるのではないか?という問題提起をしている記事がある。https://blogs.yahoo.co.jp/himeraretasizen/40311000.html#40311377生物学では器官を動物性器官と植物性器官に分類する。神経系、筋肉系など運動、感覚に関わる器官が動物 ...

或る日本のプラトン研究者はイデアの概念を現代人に最も分かりやすく説明すると、それは「曲線の方程式」のイメージに一番近いと説明していた。方程式の解は日本でもアメリカでも中国でも同じだ。また古代でも現代でも変わらない。つまり数学的論理は時空を超越している。と ...

(4)因中有果論因中有果論はそもそもインドの六派哲学の中で大きいテーマとして議論されてきたもので、結果として生ずるものはそもそも初めから原因の中に含まれていたものだ、とする説である。これは「無から有は生まれない」事が根拠になっている。神秘主義的なサーンキ ...

カール・シュミットはライプニッツを典型的な「バロック哲学」と見なしている。確かにルネサンス的な神秘主義と近代的な力動的世界観が混在している点ではバロック的と言えるかも知れない。「モナド間の予定調和」はアダム・スミスの「神の見えざる手」と見事に呼応し、近代 ...

ライプニッツのモナド論について3回に分けて述べたいと思う。モナド論はその様々な時代的制約にも拘わらず、「大宇宙と小宇宙の照応、一致」という神秘主義の共通テーマを哲学的に考察した点で現代でも多くの示唆に富んでいる。時代的制約と言うのは、(1)まだ近代的原子 ...

もう7年も前の事になるが、アントニオ・ネグリの「帝国」という本が日本やフランスの左翼諸君の間で結構もてはやされているようなので読んでみたが、正直言ってガッカリした。はっきり言って言葉の遊びのような本である。この本に何が欠けているか、具体的に挙げてみよう。 ...

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