カテゴリ: 🔵 国際政治経済の深層潮流

これはFacebookに書いた事だが、理論的な問題、しかも非常に重要な問題なのでこちらにも書いておきたい。これは前に書いた「新自由主義」の続きである。http://bashar8698.livedoor.blog/archives/17931609.html二つのグローバリゼイションが存在する。一つはEUの理想主義。 ...

現在では悪意を持って侵入しプログラムの改ざん、破壊など害を及ぼして来るソフトウェアをマルウェア、またそれを操る者をクラッカー、その侵入行為をクラッキングと呼ぶそうだが、一般にはハッカー、ハッキングという言葉が定着しているので今のところはそちらを使う事にす ...

<EMPとは>核ミサイルを高度40km~数100kmの高高度で爆発させる事によりγ線が空気分子に衝突し強力な電磁パルス(electromagnetic pulse)を発生させる。その影響範囲は発生地点の高度と爆発の大きさにより、水平距離で1,000km程度にまで達する事ができる。 EMPは様々な周 ...

レーザー兵器は現在どこまで実用化されているだろうか?レーザーでミサイルを迎撃する事は可能なのか?     イスラエル、ラファエル社のアイアンドームイスラエルの迎撃ミサイルシステム「アイアンドーム」で撃ち落とした実績があるのはハマスやヒズボラが撃つ簡易ロケッ ...

ヒズボラは1982年、PLOがいなくなったレバノンでのイスラエルへの抵抗運動として生まれた。そこにはイランの指導があり、イランが介入した背景には80年から始まったイラン・イラク戦争の勃発による戦略の転換が推測される。反欧米の立場を取り、オスロ合意以前のPLOと同様に ...

ここでシリアのムスリム同胞団についてWikipediaの他、下の資料を参考にまとめてみる。https://m.youtube.com/watch?v=z1AAVspd7TAhttp://nirr.lib.niigata-u.ac.jp/bitstream/10623/25277/1/7_47-67.pdfシリアからエジプトへ留学しハサン・バンナーのエジプト同胞団の影響を ...

シリアは1975年に内戦が始まった当初は静観の姿勢を示し、1976年にはレバノンのスライマーン大統領に対し穏健な改革案を示した(ダマスカス合意)が、これは内戦以前の勢力分布を維持するものであり、レバノンがPLOの国家となる事を恐れてキリスト教右派と妥協するものだった ...

ヒズボラ以前のレバノンの民兵組織について簡単にまとめる。ファランヘ党(英語読みではファランジスト党)はキリスト教マロン派の軍事組織である。マロン派は東方正教会の分派で一時ローマ・カトリックから異端宣告されたが、十字軍時代にイスラム教徒との戦いの中でカトリ ...

ヒズボラは「神の党」という意味である。アラビア語の発音はへズブッラーの方が近いようだが日本では完全にヒズボラが定着しているので僕もヒズボラと呼ぶ事にする。ヒズボラが結成されたのは1983年から86年にかけてのレバノン戦争の最中である。話は最低でも1970年にまでは ...

アメリカはISと戦うポーズを取りながら陰で支援してきた。この重大な事実を知らなければ今の国際関係は全く見えなくなる。この事実を認めない政治評論家は全て偽物である。状況証拠を挙げておこう。アメリカがISにトヨタ車を供与http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/175.ht ...

前回のアメリカ大統領選の期間中、Wikileaksにより30回以上にわたって暴露されてきたヒラリーメールの問題を欧米のマスコミは「情報漏洩」という形式的問題に矮小化し、肝心のメールの内容自体を必死で隠そうとしてきた。しかしジュリアン・アサンジ氏自身が語ったその要約が ...

シリアへの外国軍の介入は各国の思惑がそれぞれ異なり、例えばトルコの最大の動機はクルド人の勢力を抑える事であるのに対し、カタールの最大の動機は天然ガスパイプラインと関係あると言われている。天然ガスは石油の代替品としてその価値が上がりつつある。ガスの生産国は ...

 2011年2月15日から突然拡がったリビアの反政府運動は2月20日にはベンガジを制圧、翌日には首都トリポリに拡大、内戦状態となる。3月19日にはもうNATO軍による攻撃が始まっている。事態の進展が余りに急激である。 反政府勢力には次の様なグループが有った。 ① アブデル ...

 ムスリム同胞団はアフガンゲリラでは全面的にアメリカに協力したがアルカイダとは少なくとも表向きは関係無く、ムルシ政権もアルカイダの無差別テロを非難した。しかし裏ではアルカイダと共闘する意図を持って接触していたと言う資料もある。http://nouranoiitaihoudai.blo ...

 サウジのワッハーブ派とエジプト発祥のムスリム同胞団は本来同じサラフィー主義の流れを汲むと多くの学者は見ている。しかし両者には本質的な違いも見られる。 ワッハーブ派はサウジ王室と結び付いて非常に保守的であり民主化運動に敵意を持つのに対しムスリム同胞団は常 ...

 大中東アジェンダは論者によってかなり内容が違っていてブッシュ時代とオバマ時代は基本的に変わっていないとする見方も多い。しかし僕の見方は前回示した通り、ソ連に代わる新たな仮想敵としてイスラム主義を過激な反米的方向へ導いたネオコン達に対し、オバマはイスラム ...

 1980年代、それまで経済学の中でも異端の極右派とみられていたフリードマンのマネタリズムが一転して新古典派の主流に躍り出たのはケインズ政策の有効性が薄れると同時にサッチャー・レーガンの政策が一定の成果を収めたからである。英米から始まった「新自由主義革命」は ...

 ネオコンの主張で注目されるのは、テロ組織との戦いではこれまでの抑止力理論が通用せず従って本土防衛のために先制攻撃も辞さないとされる事、またアメリカが自由と民主主義を世界に広める中心的リーダーであるという文明的使命感である。またテロを生む温床を断つ長期的 ...

 オバマ政権が初めからムスリム同胞団を支援していたという説もある。田中宇氏もそのように推測している。http://tanakanews.com/161208libya.htm しかしオバマ大統領が反米のムスリム同胞団をそのまま認める事はあり得ない。彼はあくまでも同胞団を穏健化し親米的に変えた ...

  エジプト革命は警察による撲殺事件に端を発する。コンピュータープログラマーのハリード・サイード氏は麻薬取締警察官による麻薬の密売をインターネットで告発したところ、警察に拘束、殺害された。 彼は全身が暴行で腫れ上がっていたにも関わらず警察は「麻薬の袋を飲 ...

ソロスの資金はヘッジファンドではない普通の投資にも使われる。 ソロス・ファンド・マネージメントLLCは化学工業のダウ・ケミカル、農薬や遺伝子組み替え作物で有名なモンサント、天然ガスと石油開発のEGN、銀行のシティバンクなどの大株主となっている。何故かロックフェ ...

ハンガリー生まれのユダヤ人ジョージ・ソロスは自分の強い反ロシア感情が個人的経験に由来する事を公言している。 http://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/4342 ソロスが13才の時、祖国ハンガリーはナチスに支配され戦後はナチスの代わりにソ連が支配する ...

これから何回かに分けてイラク戦争以後のアメリカを中心とした国際謀略について書く。これはメインブログとは別の政治ブログに書いてきた事であり、「実存主義と生命主義の統合」 というメインテーマからは外れるのでこちらへは移さないでおこうと考えていたのだが、日本の言 ...

今の日本は長期的に見て文明全体が衰退へと向かっているのは明らかだ。日本の長期低迷化の原因には幾つもの要素が絡まり合っている。その凋落の構造について書こうと思う。思索の時間が足りなかったので、少し粗雑な記事になったかも知れない。この記事を書こうと思ったの ...

これまでの日本の教育は「何も考えさせずに丸暗記させる教育」だったと思う。特に社会科の教育がそうだ。最近アジアの国の高校の歴史教科書が日本語に翻訳されている。中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどである。近くの図書館に置いてるものは大体読 ...

カーギルは「穀物商社」を代表する巨大企業である。 自社でいくつもの人工衛星を所有し、世界の穀倉地帯の豊作、不作がミネアポリスの本社の画面に映るようになっている。 また、巨大な政治力を持ち、他国の政治状況も手に取るように分かっている。 世界中から集 ...

フランスの植民地は、インドシナと北アフリカに集中していた。 インドシナの利権を守るために作られたのが「スエズ運河会社」である。 インドシナ貿易は、南アフリカの希望岬を回るよりも、スエズ運河を通った方が24%距離が短縮された。燃料費に大変な金がかかる船舶にとっ ...

昭和通りと八重洲通りの交わる宝町の交差点の隣にHSBCの看板がある。これが「香港上海銀行」の略だという事はサラリーマンなら大体知っているだろう。 しかしこの銀行が総合商社の「ジャ一ディン・マセソン」や高級ホテル「マンダリン・オリエンタル」と同じグループである ...

ロスチャイルド財閥は戦後、財閥としては解体、消滅したというのが公式の説明である。しかし彼らの政治力、経済力は衰えるどころかこの20年ほどの間にむしろ大きくなっている。 ロスチャイルドとロックフェラーの戦略の根本的違いは、ロックフェラーが「CIA・ロッ ...

エコロジーという学問は19世紀、ドイツ・ロマン派の生物哲学者、エルンスト・ヘッケルが唱導したものだが、これが環境保護運動と結びつき政治的なものへ変化していったのは1960年代、特にレイチェル・カーソンの「沈黙の春」が出版されてからである。 その後エコロジズムは ...

国際謀略が行われる理由に僕は2つの事を今まで挙げた。 則ち「世界から戦争を無くさない事」と「発展途上国の経済成長を遅らせる事」である。 しかしもう一つ大きな目的があると僕は考えている。それは「国民の正常な判断力を失わせる事」極端に言えば「国民白痴化」とい ...

国際謀略の根本動機は「地球上から戦争を無くさない事」だけではない。もう一つ大きな動機は、「発展途上国の経済成長を抑制する事」である。その理由はエネルギー・環境問題にある。 今の発展途上国が全て先進国並みの経済と生活になるとエネルギー資源の面でも環境 ...

冷戦時代の武器取引は西側諸国はアメリカ、イギリス、イスラエルから、東側諸国はソ連からと買う相手がほとんど決まっていた。ベルギーのブリュッセルがその中心地であった。 ところが冷戦が終わるとアメリカとロシアのどちらから買う事も可能になる。当然、競争は激しくな ...

ソ連の消滅によりヨーロッパでの冷戦は終了し、アメリカとヨーロッパ(ロシアを含む)の軍事産業は大きな打撃を受けた。 軍事産業がいくら新兵器を開発してもそれを国家が買ってくれるかどうかは議会の承認を必要とする。国民の意思はいつでも平和を望んでいる。 世界の軍 ...

フリーメイソンはカトリック教会と同様、国家を超えた組織を目指している。しかし17世紀から絶対王政の時代に入ると、王国同士で熾烈な勢力争いの戦争が絶えなくなり、メーソンの国際主義が危険なものと国王の目には映り始めた。 この頃までにメーソンはトップの貴族や王族 ...

いわゆる「陰謀論」に関する僕の基本的見解を書く。 フリーメイソンは昔も今もキリスト教神秘主義を基本にしたグノーシス主義の団体である。そのマークのコンパスと定規の間にある「G」の文字はグノーシスの略である。 ユダヤ陰謀論は恐らくロスチャイルド財閥を筆頭として ...

1980年代から急速に進んだグローバリゼイションは多国籍企業の主導の下で行われた。グローバリゼイションに対してどういう態度を取るかは今後の思想を分ける分水嶺である。この問題はあまりに大きく、とても一回で論ずる事は不可能だ。今回はさしあたって最も原理的な4点に ...

もう7年も前の事になるが、アントニオ・ネグリの「帝国」という本が日本やフランスの左翼諸君の間で結構もてはやされているようなので読んでみたが、正直言ってガッカリした。はっきり言って言葉の遊びのような本である。この本に何が欠けているか、具体的に挙げてみよう。 ...

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