いつも歩き慣れた道を通って来たはずの早朝の散歩だったが、今日はいつの間に知らない道に迷い込んでしまった事に気づいた。マイナスイオンの香りに惹かれて奥へ奥へと進んで行くと2kmばかり歩いたところで突然開けた視界に美しい緑色の湖が現れた。

神々しい光景に私はしばらく茫然とその場に佇んでいた。微風にさざめく湖面の奥には小魚が泳いでいるのが見えた。そして湖の中ほどには・・・まるで生命の源のように湧き出す泉が・・・・
ラトヴィア出身のチェロ奏者ミッシャ・マイスキーは深い森の中の震える霊気まで表現する。バロックの森にはまだまだ多くの迷路が隠されている。
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