ラジオ体操はスウェーデン体操を参考にして作られたと言われている。西洋合理主義に基づいたスタイルだ。しかし気功の観点から見ると、非常に不合理な動きをしている。


例えば体を横に倒す運動。ラジオ体操では下半身は垂直のまま、上半身だけ横に倒す運動になっている。
そして左に倒す時は右手を上に伸ばして一緒に左へ倒す。

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気功の観点からは、上半身を左に倒す時は下半身は右足を軽く曲げて右足に重心をかけ、体全体が左にカーブする曲線を描かなければならない。

この事は「野口式整体術」を考案した野口晴哉氏も述べておられる。

これに僕がつけ加えるのは、この動きは息を吸いながらやらねば意味がないという事だ。
息をはきながらやるのは、武道で前屈立ちから後屈立ちへ移る動きを息をはきながらやるのと同じである。
実戦的にはこれもありだが気功的には無意味なのである。