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沖田瑞穂氏は神話学、特にマハーバーラタの専門家だ。彼女は日本神話とギリシャ神話の比較研究で有名な吉田敦彦氏の弟子であり、吉田氏のデュメジル的方法(三機能分析)を沖田氏も継承する。


僕はこれまでゲーテやヘッケルとの親和性からバッハオーフェン、フロイト、ユング、ノイマンなどを参考にしてきたが、デュメジル、レヴィ=ストロースの構造主義的方法はほとんど読んでこなかった。たまたま沖田氏のウェブ(https)でデュメジルの方法に基づくインド神話分析を読んで新鮮な感動を覚えた。 



大黒天、毘沙門天、吉祥天、阿修羅、羅刹、金比羅などインド神話は日本の伝統文化、大乗仏教に深く根を下ろしているにも関わらずギリシャ神話に比べてその具体的な内容があまり知られていない。かく言う僕もラーマーヤナのあらすじは辛うじて知っているがマハーバーラタは断片的なエピソードを知っているだけで全体のストーリーはまるきり知らない。(笑)これは恥ずかしい事だ。


沖田氏はこれまでマハーバーラタの研究書を3冊出版されているが、

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さらに中学、高校生向けに「インド神話」(岩波少年文庫)を世に出された。
10月15日発売との事だ。これはスズキコージ氏の挿絵入りとの事。スズキコージ氏は絵本作家だがこんな見事な絵を描く人だ。

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ギリシャ神話はヨーロッパの多くの画家の題材とされ、素晴らしいイマジネーションを与えてきたが、
インド神話は近代の美術作品に乏しくこんな具合である。

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左からブラフマ、ヴィシュヌ、シヴァの三神だと言うのだが、ほとんど同じ顔ではないか!(笑) この近代的美術表現に乏しいという事もインド神話が日本であまり興味を持たれない一因になっているのではないだろうか? その意味でもスズキコージ氏の挿絵入りの「インド神話」、僕は大変期待しているのである。是非購入したい。

皆さん、この書をベストセラーにして日本文化の原点であるインド神話を大いに日本に広め、自国の文化への理解を深めよう。