レベッカが若者に大人気だった80年代後半、僕はジャズに狂っていてJ-POPなど全く眼中に無かった。「フレンズ」だけは何処かで聴いた事があったがこの曲は今日初めて聴いたのである。(笑)

僕の場合、曲との出逢いは幾つもの縁が重なる事が多い。この歌詞にズキンと来たのは母の死の直後だった事もあるだろうし、このスラムを思わせるリズムに胸騒ぎを覚えたのは以前ヤフーブログに書いたマーヴィン・ゲイの「Inner City Blues」の雰囲気を思い出したからでもある。
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またこの方の解説を見なければそれほど心に残らなかっただろう。https   
彼の解説はなかなか説得力がある。

彼によればこの歌は母に対する娘の懺悔と感謝の歌だ。工場の煙突が黒煙を吐き出す下町に生まれた少女は中学生で盗みを覚え、学校へ行く月曜日が辛く心を一切閉ざし、家出をして初恋の相手の家に転がり込む。

「壊してしまうのは一瞬でできるから 大切に生きてと彼女は泣いた」

彼はこれを母の言葉と解釈しているが僕は娘の方だと考える事もできると思う。いずれにせよ、これは「こんな娘に育ってしまってごめんなさい、という母親への懺悔と感謝の曲」という彼の解説に納得。

NOKKOは子供の頃、バレエとジャズダンスを習ったそうで下のバージョンを見ると自由奔放な振り付けにその経験が生かされている。彼女がヤンキーだったのかどうかは分からない。しかし彼女のロックは日本のバンドによくある「欧米の真似」ではない。本当の意味で自分の表現になっている所が素晴らしい。