ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク(1562〜1621) はオランダの作曲家にしてオルガニストである。「北ドイツ・オルガン楽派」の祖という事で名前は勉強した覚えがあるのだが、ブロ友のRainDrop氏の紹介により初めてその音楽の近代性を知った。
このバッハの晩年の「フーガの技法」を彷彿させるメロディーに驚かされたのは前にも一度ある。パッヘルベルの「マニフィカート・フーガ」を聴いた時だ。http
しかしスウェーリンクは16世紀終わり頃から17世紀初めにかけて、ヴィクトリアやウィリアム・バードとほぼ同時代人である。この「フーガの技法」に匹敵するバロックも古典派も超えた感覚はどうだ!
ここで改めて初期バロックの隠された一面に思い当たらざるを得ない。グレゴリオ聖歌から継承された反古典派的、モナド的性格である。https://bashar8698.livedoor.blog/archives/15602071.html
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