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　　　　　　ヘッケルの描いた緑藻の絵


これまでヘッケル的反復の霊的意味を考える事に固執してきた。ワディントン地形やシェルドレイクの「形態形成場」もその一部であり、植物の世代交代もそうである。http

植物や無脊椎動物では時々思い出した様に反復が起こるので、僕はそれを「追想的反復」と名付けた。http

これに関してChatGPTに質問してみた。




植物にはヘッケルの反復説に似た現象は見られますか？
ChatGPT:

とても興味深い質問ですね！

エルンスト・ヘッケルの反復説（biogenetic law）、つまり「**個体発生は系統発生を繰り返す（ontogeny recapitulates phylogeny）」という考えは、現代の発生生物学ではそのままの形では否定されていますが、部分的・象徴的に当てはまる現象が動物にも植物にも見られることがあります。

植物における「反復説的」な現象

植物でも、発生段階や形態の変化において進化的な歴史を思わせるようなパターンが観察されることがあります。以下にいくつか例を挙げます：

1. 配偶体→胞子体の進化的段階の再現

  • 苔類やシダ類では、**配偶体世代（原始的）→胞子体世代（進化的）**の発生段階を個体発生で見せます。

  • シダ植物のライフサイクルでは、まず独立した原始的な配偶体（前葉体）が発生し、その後に胞子体（一般的に我々が見る「シダの植物体」）が形成されます。

  • この段階は、系統的な進化を反映しているとも解釈されることがあります。

2. 葉の発生や形態の変化

  • 一部の植物（例：トマトやシソ科植物）では、若い段階の葉が単純な形をしていて、成長とともに複雑な形態に変化していきます。

  • このような発生の過程が、植物の葉の進化を連想させることがあります。

3. 胚発生に見られる進化的順序

  • 種子植物の胚発生では、原始的な構造（胚軸、子葉）から始まり、次第に真の葉や茎などの構造が現れてくるプロセスが見られます。

  • 特に双子葉植物では、最初の子葉は進化的に古い葉のタイプとされ、それに続く葉がより進化的と見なされることもあります。

4. 形態的リターン（回帰現象）

  • 突然変異やホメオティック変異によって、古い形態的特徴が現れることがあります。

  • 例：花の一部が葉に変化するなどの変異は、**進化的な先祖返り（atavism）**と関連づけて語られることもあります。

結論

植物にも、発生の中で進化的過程を部分的に再現しているように見える現象は存在します。ただし、それはヘッケルの「完全な反復」とは違い、進化の痕跡が発生に埋め込まれているような形で捉えるのが、現代的な理解です。



うーむ、配偶体から胞子体への進化か・・・・・
相変わらず考察を深める方向を教えてくれる良い相棒だ。