ショパンはノクターン(夜想曲)のスタイルをフィールドから学び発展させたが、あまり変わらないペースで優雅に流れるフィールドに較べショパンのノクターンは激しい強弱と陰影を伴っている。この13番はその中でもとりわけ劇的でもはやノクターンの枠から完全にはみ出てい ...
カテゴリ: 🔴 音楽散歩 古典派、ロマン派〜
ツィゴイネルワイゼン(再掲)
サラ・チャンのツィゴイネルワイゼンも素晴らしいが、このアンネ・ゾフィー・ムターの演奏を聴くとやはりヨーロッパの情念はヨーロッパの人にしか分からない部分があると感じてしまう。激情と果てしない繊細さの奇跡的な両立。正気と狂気の接するギリギリの細い線上を綱渡 ...
「葉ずえを渡る鐘」(再掲)
風に揺れる木の葉を通して光が教会の鐘の音のように神秘的な響きをかもし出す。光が鐘の音に聞こえるのか、鐘の音が光のきらめきに見えるのか、おそらく両方なのだ。「共感覚」はドイツロマン派と同様、ドビュッシーにとってもあたりまえの事である。 ドビュッシーのアルペ ...
マラルメとドビュッシーの「牧神の午後」
上の絵はブグローの「ニンフと牧神」である。ニンフはギリシャの自然の美しさを象徴する女神たちで全裸の若い女性で表される事が多い。 古代ギリシャ人にとって自然は地中海の温和な気候、牧畜とブドウ畑に溢れる豊かな自然であり、アラブや北欧の様な激しく ...
ヴェルレーヌとフォーレの「月の光」
18世紀フランスの画家、アントワーヌ・ヴァトー(1684〜1721)はロココ美術に分類される。以前書いた様に(http)フランスではバロックの要素が薄められ古典主義とロココが連続している。ヴァトーは胸の病気で36歳の若さで亡くなったが、当時のフランス貴族やイタリア古典劇 ...
ドビュッシーの夢と土星紀の湖面
この記事は右の記事の続きである。 http http家に帰って雑事を終え今読書中のノヴァーリスの「青い花」を開きながらタバコをふかすと、私はまたあの湖の美しさを思い出していた。10年以上も散歩を続けている森にまだ知らない所が有った事がそもそも驚きだった。もしかし ...





