カテゴリ: 現代詩

    深夜、唇が煙草を挟んでいる とざされた部屋に心臓の羽搏きが 左右に拡げる黒い蔭! 二重のドア!孤独な生きもののため 耳をすましている中枢につかれた椅子の軋る音・・・・重たい時計の振子の音・・・・頭上で屋根を剥ぐ不気味な爪の音・・・・頬骨がつめたい空 ...

宮沢賢治の詩を一応全部読んでみた。その上でこの「風景とオルゴール」の解釈について説明の仕方を考えたのだが、一つ一つ根拠を説明するには時間が全く足りない。読者は不満を持つかもしれないが、僕の解釈をインスピレーションに任せて書き散らそうと思う。(むむむむ、僕 ...

宮沢賢治の詩や小説が法華経の解釈、表現になっている事は全ての研究者が指摘するところだ。これを機に以前法華経について書いた二つの記事をまとめて再掲する。僕が法華経を何度も読み返し、他の神秘主義の知識と照らし合わせてみた結果、法華経の核心は次の二項に還元され ...

具体的な詩の内容に入る前にその重要な背景に言及しておかねばならない。「風景とオルゴール」が作られたのは1923年 9月16日とされている。これは妹のとし子(本名トシ)の死(1922年 11月27日)から一年も経っていない。彼女の死から賢治がどれほど大きな衝撃を受けたかは賢 ...

宮沢賢治は盛岡高等農林学校で「農業化学」を専攻し本格的に化学を学んでいた。httpsそれ以外にも地学、鉱物学、天文、生物など自然科学全般に興味を持ち、かなりの知識を持っていたが、化学の専門知識は特に深かったわけである。彼は自分で積極的に実験をし、特にケミカルガ ...

ドイツ・ロマン派の多くにある鉱物結晶への強い関心は日本の宮沢賢治にも共通する。    5年前に国立科学博物館で開かれた「石の世界と宮沢賢治」展のポスターこの問題が如何に神秘家のインスピレーションを掻き立てるものであるか、賢治の詩的な童話「インドラの網」で味 ...

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